2010年11月06日

料亭 一力

秘書検定では郷土料理の名前とその説明を求められることがあります。
よって、卓袱料理=大皿に盛られた長崎の郷土料理、という知識はありましたが、食べたことはありませんでした。


というわけで、本日が人生初の卓袱料理♪

しかも長崎最古の料亭一力へ。
料亭 一力 料亭 一力
文化10年(西暦1813年)に開業の超老舗で、坂本竜馬、高杉晋作、井上聞多ら明治維新で活躍した志士たちも通ったそうです!!

長崎在住経験のあるお姉さん方曰く、現代風になっている(昔は量が多くて、どーーーんと出てた)というようなことのこと。

でも、おもしろい決まりごとがいくつかありましたので、ご紹介いたします!


まず、取り皿は2枚。小皿が重ねてセッティングされています。
料亭 一力
後で知ることになるのですが、取り皿は替えてもらえません・・・。


お醤油はトンスイ(レンゲ)ですくってかけます。
料亭 一力


そしてテーブルの上に前菜が並べられるのですが、まだ箸をつけてはいけません。
飲み物も持ってきてくれません・・・。
料亭 一力料亭 一力 料亭 一力


なぜなら、まず「御鰭」(おひれ)と呼ばれるお吸い物を、主人(料亭では女将)の「御鰭をどうぞ」の一言で皆いっせいに食べなくてはならないのです。
料亭 一力
汁椀の蓋には蛤の素敵な絵!
料亭 一力
昔は魚のひれを入れたからと言われ、一匹の魚を一椀に使っていることによって、お客様を歓迎する気持ちを表現しているそうです。

御鰭を食べ終わってから、挨拶、そして乾杯。


あとは、食べる順番はなく、取り皿に取って食べるのですが、一人分ずつブロックに分けてキレイに盛りつけられていました。
本日は取り箸がついていましたが、直箸(自分の箸)で取るのがマナーだそうです。


あじさい
料亭 一力
”グラタンコロッケ”なのですが、周りは小さく切ったパンです。
長崎ではハトシ(食パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げた料理)と並んで、よく食べられるものだそうです。

豚の角煮と煮物(と言っても餡かけ?)
料亭 一力 料亭 一力


ご飯、吸い物、漬物、デザート
料亭 一力 料亭 一力 料亭 一力


卓袱料理の〆はお汁粉。
料亭 一力


驚きの連続でしたが、どれもたいへん美味しゅうございました☆
ん、でもそれは一力だから!?かも。


みなさんは午後も観光して夕方の電車で帰福予定でしたが、わたくしは”しーたん”を夕ご飯前に迎えに行きたかったので、帰路についたのでした。


久しぶりに素敵な仲間と素敵な時間。
また次回を楽しみにしております♪




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Posted by tacky at 22:23│Comments(0)グルメ
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